2016.02.24 posted
暑い、寒いはどうしたらいいの?
夏は暑いし、冬は暖房つけても寒いんだよね~
そんなお悩みのある方は多いと思います。
そんな方は、家の断熱対策をするだけでだいぶ変わるものです。
断熱対策って?
基本的には、A.建物の外回りの断熱 B.開口部の断熱 の2種類があります。
冬の暖房時に熱が外に逃げる割合は、
屋根6%、換気17%、外壁19%、床10%、開口部48% という調査があります。
これは、H4省エネ基準レベルの家全体での結果です。
床に断熱材が入っていないお宅があったり、断熱材の施工が十分でないお宅もありますので、すべての家がこのパーセンテージで逃げるのではありませんのでご注意ください。
ただし、開口部からの熱の出入りはどのお宅でも間違いなく最高値となると思います。
ということは、断熱対策で一番効果があるのは、B.開口部の断熱 なのです。
では、開口部の断熱方法について考えてみたいと思います。
開口部の断熱方法には、
①内窓設置 既存のサッシの内側にもう一つ樹脂製サッシを設置
メリット:断熱効果が高く、結露対策や防音、防犯効果があります。1窓あたり1時間前後の施工です。
デメリット:二重窓となるため開閉の手間と掃除の手間が増えます。
②サッシ交換
既存サッシを枠ごと取り替える「はつり工法」と既存枠の上に新規枠をかぶせる「カバー工法」があります。
デメリット:開口部周囲の内外装の修復が必要となり、工期、コストのいずれもが増加します。
「カバー工法」は既存サッシの形状により設置できない場合もあります。また、開口面積が一回り小さくなります。
③ガラス交換 既存のサッシから障子を取外し、ガラスのみを機能性ガラスへ交換
デメリット:ガラスの性能だけしか工場しませんので、効果は限定的です。
重量が増しますので、可動部分やレールへの負担がかかります。
また、厚みも増す場合には網戸の取付や開閉動作に支障が出ないか注意する必要があります。
以上より
断熱対策には、内窓設置がおすすめです!
話は戻りますが、屋根、天井、床、壁のリフォームを考えておられる場合はA.建物の外回りの断熱 を合わせて工事されるといいと思います。
次に、費用について考えてみたいと思います。
窓の大きさによって費用が違います。
参考ですが、
巾 ~1,000mm、高さ ~600mmで 税抜き¥33,000-程度
となります。
H27には、省エネ住宅ポイント がありまして上記の大きさの窓に、8,000ポイントがつきました。好評のため、早々に打ち切られてしまいましたが‥。